悪魔な彼氏と甘々ラブ・



 「何よ?ちょっと・って」


 「まーね♪」

ミステリアスに言うもんだから、美奈はちょっとプンプンしはじめた。


 「親友のあたしに隠し事??」


うっ。


 「最低~~」


うっ。ううっ。
グサグサ心に刺さってますよ、美奈サン。


 「あのね、ちょっと・・運命の出会い・・・みたいなのがあったんだ」


キーンコーン・・・♪


 「あっ、鳴っちゃった!また後で聞かせて?」


あいよ~。て、手をひらひらさせる。


窓際にある自分の席に戻って、あたしは外の景色を眺めた。


あッ、あいついるじゃん。・・雪村。
いつの間にか外でサッカーが始まってた。そこには今朝の男・雪村の姿。


ドキドキ・・・

??
心臓おかしい。
動悸?年かな・・・


このときはまだ分かってなかったんです。
心の奥で眠る、この、キモチ。



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