小悪魔王子。
「やっぱりそう思う?…じゃなくて、そうだから。絶対。」



コノミは半分呆れた顔をしながら言う。



「だ、だって…」



と図星な為に反論すら出来ない私にコノミはトドメをさした。



「でも…怜君にもドキドキしたんだよね?」



悪戯っぽくニヤリとコノミは笑いながら言った。



「そーだよっ!!私は王子を好きなのにバカ怜に不覚にもドキドキしちゃったんだよーっ!」



と私は机をバシバシと叩いた。



コノミは大きな瞳に涙を浮かべて笑った。



それ、私に対して失礼でしょ(怒)
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