小悪魔王子。
私がコノミをキッと睨むとコノミはバツが悪そうに話を変えた。



「ね、ねぇっ…でさ、あんたは王子の事が好きなんだよね?じゃあ、どうして怜君にドキドキなんかしたの?」



うっ。



今度は私の方がバツ悪い



「分かんないよ…けど、私は王子の事が好きなの…怜なんか好きじゃないもん…」



私は顔を隠すように伏せた。
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