小悪魔王子。
とりあえず、今は無理。



と思った俺はにこやかに、



「俺、急いでる用事があるんで…「じゃっ、じゃあ、今週の日曜は??」



言いかけた言葉をやや高めな声に遮られた。



日曜…うーん、どうしようかな…。



でも、もしかしたらおねーさんの事をお持ち帰り出来るかもしれないし…



それに、あの必死な顔に負けた。



俺は、



「日曜なら空いてますからいいですよ」



といつものにこやか笑顔でオーケーを出した。
< 35 / 46 >

この作品をシェア

pagetop