小悪魔王子。
「今回は仕方ないよねっ??ねっ??」



必死にこの話を終わらせようとした私。



しかし、コノミは話を終わらせてはくれなかった。



「有希ちゃん…。あなたはどうしていつもそう奥手なのっ??せめて怜君が店に来るかどうか待ってみるとか、怜君の大学へ行ってみるとか…」



「来るかどうか分からない相手を待つ事なんて私には無理だし…、怜がどこの大学に通っているかなんて知らないもん…」



「………(絶句)」



コノミが私の発言に対して絶句した隙に私は



「そ、それじゃあ…また電話するねっ」



やや強引に会話を終えた。
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