先生達、後で後悔してもしらないよ。
その日から…
奈美の美咲に対するイジメが始まった。

私と美咲は家が近いのでいつも登下校は一緒だった。

だけど。
奈美が
「美咲とは話さないで」
と命令してきた。


命令に背けば…テニス部の中でも。
学校でも無視される。
そんなのはイヤだ!!
と思った私は…
美咲と一緒に学校に行かなくなった。


そんな私たちに転機が訪れた。
今まで奈美の味方をしてきたクラスの女の子たちが次第に奈美に距離をおくようになった。

みんな…気づいたのだ。
奈美はよく「お姉ちゃんに言うよ」って言うけれど。
それは…はったりだということ。

みんな…少し大人になって。
奈美がやっていることが幼稚に見えた。

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