先生達、後で後悔してもしらないよ。
そして。
職員室では…病院について行った保健の先生から電話が入っていた。


美晴は意識不明の重体。予断を許さない状況で、もし…このまま意識が戻っても車椅子か寝たきりの生活になるだろうということだった。


先生達は…
「もう生徒たちの間ではイジメが原因とか噂になってますよ」
と話していた。

先生達も同じ…
自分達の学校からイジメで自殺未遂をした生徒が出たことを周囲に知られないために考えていた。

「えっー我が校にイジメはありません。美晴さんは誤って屋上から落ちました…そう生徒には伝えて下さい。そして、イジメがあったとか根も葉もない噂は信じないように注意をお願いします」
教頭先生が言った。

先生達はそれを自分の教室で生徒たちに話しをする。
事実を知っている生徒たちを見つめながら。
先生は平気で嘘をつくのだ。

< 118 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop