先生達、後で後悔してもしらないよ。
その頃、1年生の教室では…海人がクラス全員に向かって話しをしていた。

「お前たち、分かっていると思うけれど、坂本をイジメていたこと絶対に言うなよ!!昨日…教頭も言っていただろう?坂本は鬱状態だったって。昨日の2年生の先輩みたいに裏切ったら、裏切った奴は俺は殺す!」
とクラス全員を睨みつけて言った。


この時までは…みんな、自分たちがしていたことはバレないと思っていた。


「分かっているって。私たちもバレたら…困るし。」
クラスの女子が言った。

もう、1年生にとっては坂本先生の自殺は困る事なのだ。

「でもさ、先輩達…俺達が坂本先生をイジメていたと噂しているぜ。誰かが調べだしたら…バレるかもしれないぜ」

「バレるわけないだろう?もし、イジメがあったという事実があっても…証拠がない。お前たちがしゃべらなければ証拠もないから言い逃れできる。だって、イジメられていた坂本は…もう死んだのだからな。よく死人に口なしって言うだろう」
海人は強気だった…

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