先生達、後で後悔してもしらないよ。

次の日。
あんなことがあったばかりなので…
学校は休みだと思っていた。

けれど…学校はあった。
朝8時30分から全校集会があるので…遅れないように。
そう担任から電話があっただけ。


ますます、保護者からは不信の目で見られている。


全校集会は保護者は自由参加だった。
だけど。
不信感が学校に対して募っている中、ほとんどのお父さん、お母さんが出席していた。


私たちは体育館に並べられた。
何を話されるのだろう?
私たちは…何を聞かされるのだろう?


昨日…マスコミに向けて暴言を吐いた教頭先生。
昨日のことは…なかったみたいに全校集会を始めた。

校長先生がステージの上に立ち、マイクの前にたたった。

いつもは何もしない校長先生。

「皆さんも昨日、テレビで坂本先生と美晴さんの遺書を聞いたと思います。そこで…皆さんに聞きたい!イジメはありましたか?」

はぁ〜!?
この校長は何てことを聞くんだ?

「イジメがあった…なかったかどうか…どっちだ?イジメがあったと思う子は手を上げなさい」

この校長はバカか?
こんな時に手を上げる生徒なんかいない。
手を上げれば…
今度は…自分がイジメにあうから。

< 153 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop