先生達、後で後悔してもしらないよ。
「私たちは…みんなで美晴さんをイジメました。そして、美晴さんはイジメに苦しんで屋上から飛び降りました…怖かった。自分たちが遊び半分でしていたことで人が死ぬなんて…怖かった。自分たちは悪いことをした…心からそう思った。」


きっと…どの子も怖かったに違いない。

自分たちが遊び半分で人を傷つけたていたことで。
その人が死のうとしたのだから。

怖かったし。
自分をせめただろう。


本当のことを言えば楽になれたのに…
学校がそうはさせなかった。

学校は…事実にふたをした。
悪いと思っている子の心にふたをした。
めちゃくちゃにした…


「先生は私たちを傷つけた。私たちは…本当は美晴に謝りたい。謝ってすむ問題ではないけれど、私たちは…」
あとは涙で声にならなかった。

聞いている私たちも涙があふれた。


誰か1人でもいい。
分かったよって。
言ってほしい…
先生達に言ってほしい。

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