先生達、後で後悔してもしらないよ。
中間試験が終わった。
1年生はみんな80点をとれるように…
簡単な問題にした。
3年生は1、2年生の復習を含めた問題にした。
テストの採点をしていた時だった。
「ちょっと…いい?」
中山先生が私を呼んだ。
「はい」
私は何だろう?と思いながら、中山先生の後について行った。
中山先生は…2年生の教室に入った。
私も教室に入ると入り口のドアを閉めた。
「あのさ、こんな問題を作って…あんた本当に教師なの?」
中山先生の手には私が作った問題用紙があった。
「こんな簡単な問題ばっかり作って…」
苛立ちをぶつけるように中山先生は問題用紙を丸めた。
「この問題を見て、教頭先生が“簡単だね”と言ったんだよ!!それは…俺の監督不行きを意味しているんだ!お前は今までの俺の苦労を全部無駄にするのか」
怒鳴られた。
何か、考えすぎじゃない?と思った。
そして。
今度からは中山先生がテスト問題を作ることになった。