先生達、後で後悔してもしらないよ。
次の日から。
何かが明らかに変わりはじめた。
それは…1年生の授業中の態度。
初めての中間試験が終わって、ホッとしたのだろう。
授業に集中できていないような気がした。
「坂本先生!」
授業中に名前を呼ばれて…私は板書していた手を止めて、生徒たちの方を向いた。
「何ですか?」
「先生、月曜日のスペルが間違っています」
私は1年生に日曜日から土曜日までを英語で教えていた。
えっ!?と驚いて、黒板を見る。
間違っていなかった。
月曜日は“Monday”当たっている。
「先生、月曜日はマンディーと呼ぶから“Mon”ではなくて“Man”ではないんですか?間違っていますよ」
「ううん。月曜日はマンディ−と呼ぶけれど、スペルは“Mon”です。間違えないでね」
私は言ったのに…その子は“間違っている”と言い張った。
「じゃあ、教科書を見てごらん。月曜日のスペルは“Mon”でしょう?」と私が言うと。