先生達、後で後悔してもしらないよ。
次の日。
生徒たちに通知表が配られて、学校は夏休みに入った。


職員室で昼食を食べているとプルプルと電話がなった。

イヤな予感がした。

「はい、もしもし…」
教頭先生が電話に出た。

「はい、はい…えっと、樫木先生ですね。少々、お待ち下さい」
教頭先生が樫木先生に電話を変わった。

「はい。もしもし、樫木です。えっ!?そうですか…いや、全然知りませんでした。すみません」

樫木先生はそんな話しをした後
「すみませんでした」
と言って、電話を切った。


「何だったんです?」
電話の前に座ってある教頭先生が聞いた。

「いや…それが…」
樫木先生が口を開いた時。
また電話がなった…

「はい…もしもし、」
樫木先生が受話器をとった。

「はい。樫木は私がですが…」


私の横には中山先生がいて、
「樫木先生に苦情とは珍しいですな」
と笑った。

樫木先生が受話器を置く。
「本当に何があったのですか?」

教頭先生が聞いた時。
職員室のドアが開いて、海人の母親と真由の母親が来た。

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