あたしがあんたに惚れたわけ
-運命のクラス発表-
「あたしA組だ!」
ラッキーなことに、一番最初のクラスで
名前を見つけることができた。
ガラガラッ
(わぁ~)
ドアを開けたそこには、芸能人かと思う
くらい美男美女がゴロゴロいた。
(オーラがやばい…)
「ウチのクラス、オーラやば~!!」
「だよね~って、えっ?!」
あたしのとなりには、黒髪で美人な女の子
が立っていた。
「ど~もっ!ウチ、竹下マリア。よろしくー」
「あっ、どうも…」
(ってか、なんでフレンドリー?)
「暗い暗いっ!名前はー?」
「大崎美古都…」
「美古都ね~ってか、クラスやばくないっ?!」
(いや~、あたしはあなたの方がよっぽど
やばくないかと…)
マリアと名乗る黒髪美人は、とてもハイテンション
だった。
(なんか、これから疲れそ~!!)