マイノリティー・レポート
第5回 イベリ娘
セイヘキ 性癖

誰もが自分の性癖のために満たされない思いをしている。

好きになった相手がそれを叶えてくれるとは言い難いものだし、自分の好みの相手とそんな関係を築けるとも限らない。

人を好きになることから始まり、恋愛に時間をかけセックスに到るまで長い道のりは極めて困難だ。

開けたら・・・ってことも当然ありえる。

あなたはどんな性癖を持っているだろうか?

人には言えない性癖?彼氏にも、彼女にも見せたこともない性癖?

もうこれでしか感じなくなってしまった性癖?

まぁ、いろいろあるよね。
自分のカラダで、自分ひとりだけ・・・性癖とは孤独なものだね。

そんな僕も満たされないまま彷徨い、自分のなかにある性癖理想を探し続ける者のひとりだ。

僕はイベリ娘にメラ滅法弱い。
イベリ娘とは僕の造語でイベリコ豚にかけた僕の造語だ。

いいものを食ってばかりで肥満気味のOLさんとかをイベリ娘と僕は呼称している。
要するに僕はポッチャリ系の女性に自分の性欲の高まりを感じるデブ専男だ。

理想は、背が150㎝、バスト100㎝、ウエスト66センチ、ヒップ99センチぐらいのイベリ娘。
それでいてポッチャリを恥じて内気な女性に異常興奮する。

残念なことに、いまだにそんな女性に出会ったことがない。

生まれつきポッチャリより、食べて食べて、食べつくして太ってしまいましたそんなストーリーが似合う女性に出会いたいのだが・・・。

風船みたいに膨らんだカラダがなんともいやらしく思う。
醜く崩れたカラダのラインがなんとも混沌として僕には美しく思える。
その豊満なカラダつきはなによりも平和の象徴だと思って・・・・・・・・・・・・・・・。

いつも僕だけが官能するイベリ娘を探して・・・。


「こんな出会いのない男の戯言をいうのは、僕だけのことだろうか?」
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