サイケデリックトランスと俺
裕輔「おいおい、俺にはサッパリわかんねぇんだけど、なんでそんなに俺なんかと連絡とりてたい訳?さっきも言ったように別に俺じゃなくても良いんじゃねぇの?」

麻美「誰でも良い訳じゃない!裕輔君じゃなきゃダメなの!だって・・・メールとかこうやって電話したりするの楽しいんだもん!裕輔君サイケだっけ・・・?私の知らないこといろいろ知ってて教えてくれるし・・・もっともっと裕輔君と話がしたいの!」

俺と話すのが楽しい?

もっと話したい?

正直驚いた。


俺と話すのが楽しいだなんて・・・。


俺は男女とか関係なく物事をハッキリと言うタイプだ。
さらに口が悪い。
この性格のおかげで普通の女には引かれるか怖がられるかのどちらかだ。
女に引かれようが怖がられようが嫌われようがそんなことどうでも良かった。
俺と話して面白いなんて言う女はいなかった。

しかしこの女はそんな俺と話すのが楽しいと言った。
いったいどうなってんだ?


裕輔「俺はこんな性格だから思ったことをどんどん言っちまう。それは喋ったことのあるお前が一番分かってるだろ?そんな俺なんかと話すのが楽しいって言うのか?」


麻美「楽しいよ!確かに裕輔君って口は悪いしたまにズキってくるような事でも平気でズバズバ言ってくる!けどそこが裕輔君のいいところだと思う!ちゃんと言ってくれるから悪いところもなおせるし!だから連絡とっていきたいんだよ!どうしてもダメなの・・・?」


そう言って麻美はまた泣き出した。
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