サイケデリックトランスと俺
それにしてもよく泣く女だ…。
さっきから何度も言ってる事だけど、すぐに泣く女は本当に面倒臭い。
俺の中でこの世でもっとも面倒臭いランキングトップ10に入るのが、何かあったら泣けば良いと思っている女だ。
泣けばなんでも解決できると思ってるような糞女を、俺は今まで何人も見てきた。


だけど


こいつは


俺と話すのが楽しいと言った


こんな事を言う女は初めてで


他にも男なんかたくさんいるのに


それでも俺と連絡を取っていきたいって泣き出した


何だか調子が狂う…


俺はいったい


どうすればいいんだ…?


「どんどん!」

そんな事を考えているといきなり部屋のドアをノックされた。

「おーい裕輔~!飯食いに行こうぜ~!今日は俺が奢るからさ~!早く用意して出て来てくれ~!」

部屋に来たのはリョウだった。

裕輔「お…おう!すぐ用意して行くわ!先に車で待っててくれ!」

リョウ「オッケー!早くこいよ~!」

そういうとリョウは、車を停めている店の駐車場へと降りて行った。
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