サイケデリックトランスと俺

最初に言っておくけどこの話しは薬物を推奨している小説ではない。
俺が何故この小説を書こうと思ったのか…
それは今の若い子達は、薬物の本当の怖さを分かっていないと思ったからだ。
先の事を何も考えず、今を楽しむ事だけに薬物を使用している。
これは取り返しがつかない危険な行為だ。
薬物使用を繰り返した際に待っている地獄のような日々…

それを読者の皆さんに分かっていただけるような作品にしたいと思っている。

この小説を読んだからと言って。世の中から薬物常用者が減るだなんて思ってもいない。
自分の意思で辞めようとしない限り、辞める事ができないのが薬物だ。
簡単に辞められるような甘い代物じゃない。
だけどこの小説を通じて何かを皆さんに感じ取ってもらえるなら…俺はそれだけで満足だ。

今の若い子達と同様に様々な薬物に手を出してしまうこの物語の主人公

　　　　「裕輔」

その裕輔が薬物服用によって、奈落の底に落ちていく様を俺は読者の皆さんにリアルに伝えたい。
その為、かなり細かい薬物描写等があるけれど、これは読者さんに薬物を推奨しているのではないって事をまず最初に分かっていただきたい。