片愛-Both thought-
小学6年の落ち葉が舞う…秋、



私達は急激に距離が縮まった


「璃香ぁ♪」

ドキッ


「何?」


好きなのにこんな態度しかとれない


自分が嫌いだった


このとき私は子供だなと気づかされた




「冷たい;;」

ごめんね…


「で?何」


まただ…素直に喜べない

喋りかけてくれたことに




素直になれない





自分がいる


そう私は、一言でも言葉を交わせた

一日がとても幸せだったのに





「呼んでみただけなんだけどな」

笑顔がやばいですよ??



「じゃあ、しゃべりかけてくんな」


あー;;



それから玲於奈はしゃべりかけてこなかった



好きになる前までは何でも素直に言えていた自分が


恋しくなった




やっとここまで仲良くなったのに、この関係を壊すのが



怖かった…


でも相手を傷つけることばしか


結局は言えない
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