私とあなたと秘密のこども☆
私は慌てて透菜を鎮めに向う。
でも…
「この不届きものぉー!!」
透菜は近くにあった投書箱を飛鳥さんに投げつけた。
あちゃー…間に合わなかった…
私が息をつくのと同時に、パッコーンと音が響く。
見ると、透菜の投げた投書箱が飛鳥さんの顔面にクリーンヒットしていた。
うわ、痛そ~…
そんな風に考えていると、瓔さんが慌てて濡らしたタオルを持ってきた。
「飛鳥!はいっ濡れタオル!」
「おーサンキュ、瓔」
そう言って濡れタオルを受けとった飛鳥さんは顔を痛そうに抑えた。
「いて~、思いっ切り角がでこに当たりやがった…そーだ!瓔、キスして治して♪」
そう言って、飛鳥さんは瓔さんを抱きしめた。
「ちょ、飛鳥ったら…!!」
必死で引きはがす瓔さん。
なんか、微笑ましい光景だなぁ。