私とあなたと秘密のこども☆



思わずクスッと笑いが浮かぶ。



「こらこら!他の生徒にばれたら大変だろ?」



朔斗先輩が瓔さんをひょいと引き寄せる。



「こら!瓔は俺んだぞ!!」



飛鳥さんが瓔さんを抱きしめる。



「だったらちょっと自重しろ。仮にも副生徒会長なんだから」



朔斗先輩に言われて飛鳥さんはぶーっとむくれた。



「ちぇっ、わーったよ!じゃ俺今日サボるわ」



「は!?」



「え!?」



透菜と瓔さんが叫ぶのと同時に、朔斗先輩がため息をついた。



「またか?去年もサボりやら遅刻ばっかだったろ」


朔斗先輩の声に、飛鳥先輩はにまっと笑った。



「瓔が色々と可愛いんだから仕方ねーだろ」



その言葉に瓔さんと透菜と聖が真っ赤になる。



「飛鳥っ!!!」



「くたばれ変態ぃ!!!」



バキッ!!



ドスッ!!!



瓔さんの拳と透菜のスクバが飛鳥さんお腹に直撃する。



さっきのぽかぽかとか投書箱とは全く威力が違う。



可愛いって言われてなんで怒るんだろ?






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