私とあなたと秘密のこども☆
「ははは、ごめんね透菜ちゃん」
にっこり笑って、私達の方を向いた。
「進級おめでとう。」
「ありがとうございます」
私達は頭を下げた。
「この1年間は受験等で色々と大変だと思う。我々高等部としてもできるだけサポートして行きたい」
「はい」
「困ったこと等があればすぐに声をかけてくれ」
朔斗先輩は言ったあとにっこりと微笑んだ。
「ありがとうございます」
聖がさっきとは真逆の真面目な顔で笑った。
「さて…じゃあ案内でもしようかな」
そう言って、朔斗先輩は後ろを振り返った。
「瓔(ヨウ)、お前も来る?」
そう言う朔斗先輩の後ろには…