ヒメ恋~Eternal Love plus+*~
ベッドに近づくと、すぐに唇を塞がれた。
優しく、そしてだんだんと深まるキスに意識を失いそうになりながら、一生懸命海里の舌を追いかける。
ギシッとベッドの軋む音が部屋に響き渡り、あたしのカラダもゆっくりとベッドに沈んでいく。
長い長いキスの後、海里がゆっくりと口を開いた。
「美海。オレにとって美海はきっと、永遠に女の子だよ」
「え?」
「結婚しても不安でたまらない。どんどんキレイになっていく美海が、オレがいない間に誰かの目に触れるのも……イヤなんだ」
「海里……?」
今にも泣きそうな顔をして、海里がジッとあたしを見下ろしている。
その顔からは本当に不安が滲み出ていた。
あたしはそれを少しでも取り除いてあげたくて、そっと海里の頬を両手で包んだ。
「あたしは、海里だけのものだよ?」
不謹慎かもしれないけど、海里の不安があたしに自信をくれた。
あたしたちはお互いがお互いをちゃんと想い合ってる。
不安になるのは、それだけあたしたちが愛し合っているから。
不安になった時は、こうして向き合って言葉で伝え合えばいいんだ。