ヒメ恋~Eternal Love plus+*~

「あたしも不安なの。海里はどんどんかっこよくなるし、結婚して子供がいたって、そんなのきっと何の障害にもならない。海里の目に、あたし以外の女の子が皆、女に映らなければいいのにって……そんなこと思ったりするの」


素直に不安を言葉にした後、何だか急に恥ずかしさが増してきて、そっと海里の頬にキスをして誤魔化した。


そんなあたしを、海里は優しく抱きしめながら耳元で甘く囁く。


「その心配は無用だな。オレが女だと感じるのは美海だけだから。あんなに昔遊んでたくせに、今のオレのカラダは美海にしか反応しない」


耳にかかる熱い吐息が、体温を一気に上昇させた。

「か、海里のエッチ!」


「今頃気づいたわけ?でもそれも美海限定だ」


イタズラに笑いながら耳をペロッと舐められ、カラダがピクッと反応した。

「か、海里っ!!」


「もう黙って。オレの不安も取り除いてよ」


「……んっ」


熱く絡まる舌の感覚に、あたしのカラダを滑る細くて長い指先に、何度も意識が飛んでいきそうになる。


「美海……美海……っ」


その低くて甘くて熱い声で名前を呼ばれると、何度も口にしてしまいたくなる。


「海里……愛してる……」

『愛してる』って、何度でも呆れるくらい言いたくなる。


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