ヒメ恋~Eternal Love plus+*~
「美海…ずっとオレだけのものでいて…」
昨夜の出来事を思い出しながら、腕の中で眠る美海の首筋にそっとキスをした。
唇を離すと、また1つオレのものだという証が。
『美海…怒るだろうな』
そんなことを思っていると、いつ目覚めたのか腕の中の美海がギューッとオレの首に手を回してきた。
「何がそんなに海里を不安にさせるの?」
「えっ?」
「海里、昨日からそんなことばっかり言ってるから……」
「…美海が心配することじゃないよ」
首に回された手の力が少し強まる。
「美海?」
「何か思ってることがあるなら……言って?」
「え…」
「あたし、何か不安にさせるようなことしてるの?」
完全に美海に誤解をさせてしまったな…。
美海は何も悪くないのに。
情けないオレの、ただのくだらないヤキモチだから。