愛してると言えなくて…


「純…くん。」


尚は唇を軽く湿らす。


「尚。何で電話も出でくれないじゃないか。どうしたんだよ…」


純は怒らず尚に聞いた


「ごめんね。純くん...」


こんなに自分を思ってくれている人がいるのに…


尚の目に涙が溢れる


「ひっ。ごめん…ごめんね。純くん…」


ごめんって言ったら涙が止まらなくなった


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