愛してると言えなくて…
◇胸の奥…◆
「バイバイ。」
悠吾は尚と別れる
尚はこの二~三日前から様子が変だ
自分で純の話をしている癖に顔を赤らめる
不思議だった
「長田くん…かしら。」
背後から声がする
振り返ると長髪で同じ学校の制服の少女が立っていた
「はい。それが…?」
「これ。」
少女は悠吾に白い封筒を渡した
「何ですかこれ?」
「一度見てみなさい。」
少女は白い封筒を指した
悠吾は封筒を開ける
中には四~五枚ほどの写真が入っている
「・・・・・・!?」
悠吾の目は見開いた