愛してると言えなくて…




純と尚は半年前に純からの告白で付き合い始めた
初めは尚も期待していなかったし小学生の恋愛なんてすぐ終わるって思っていた
でも、純はいつも尚に対して優しくて寂しいときはいつもそばにいてくれる
今では純を尚は心から大好きと言える
でも、純は真栄中学校に受験し合格した
尚は普通に桜東中学校に進学する
だから、尚と純は小学校を卒業したらなかなか会えなくなる
尚が落ち込んでいた理由はそのためだ

尚は緩みそうになる手をギュッと握りしめた


「何だよお前ら。ガキのくせに仲良く手ェなんかつないで」


純と尚の背後から声がした


「「悠吾!」」


純と尚は口をそろえて言う



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