愛してると言えなくて…



「お前も純か尚かに何かあるのなら正々堂々、相手に言えよ。こんな陰険なことすんな。」


引き裂いた写真を彼女に渡すと前に進んだ


彼女の姿が見えなくなると


悠吾は上着で顔を拭った


「くそッ何で涙が出るんだ...」


なぜだか分からない


ただ、ただ涙が溢れた



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