愛してると言えなくて…





コトン…


コップを置く音が部屋に響いた


「ゴメン…汚くて…」


「綺麗よ…私のほうが汚いかも」


悠吾は苦笑した


「何があったのかは聞かないけれど…純は尚を守れないよ…」


「…何言って…」


「尚がこんなに泣いてるのに気づいてない…気づけないんだ」


「悠吾…」


「俺が尚を守るから」


………。





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