愛してると言えなくて…
☆何度も…何度も…。from純★




「「さようならぁ」」


みんないっせいに教室を出る


「純!一緒にかえろぉ?」


女友達のチカがやってきた


「ごめん今日はこのまま用事あって…」


「純!部活いこうぜ」


友人の正悟が俺を呼ぶ


「ごめん!今日無理なんだ悪いけど先輩と先生に伝えてくれ!」


「分かった。純、今日は彼女のとこかぁ?」


正悟がニヤつきながら聞いてくる
横にいたチカがなぜか「イヤァ」と叫ぶ


「いや、今日は同小の親友のとこ。話がしたくて…」


「なんだっつまんねぇなぁ。お前もう彼女と進んでるっていうからさぁ」


「あのなぁ…」


「純!?それホントぉ」


チカが大きな声で叫んだ


「ホントだぜチカ。塾の帰りにキスしてやんだよ」


「オイッそれ誰から…?」


俺は知らぬうちに正悟の肩をつかんでいた


「っな…俺の友達桜東なんだ。それで…」


「それで!?」


「純!落ちつけ。」


そして正悟は純の手をはらった





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