愛してると言えなくて…





「っ…純何で…?」


「悠吾…お前尚がいじめられているの知ってんだろ?」


「知ってる…」


悠吾がうつむいた


「っ!!悠吾何で俺に言わなかった?」


俺はカッとなって悠吾のむなぐらをつかんだ


「………。」


「答えろ!!悠吾!」


あたりに声が響き渡った


「………っ!!…きなんだ…」


「なんだって?」


「尚が…好きなんだ…ずっと…好きだった」


悠吾が悲しそうに俺に言った


つかんでいた手がすべる


そのまま悠吾はひざまずいた




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