愛してると言えなくて…





くじを開く


一番後ろ…


窓際だ…


悠吾が先生に自分の席を伝えている…


「俺後ろから2番目の窓際だから」


「あたしその隣ぃ」


奈緒美がうれしそうにそういった


どうしよ…


悠吾の後ろ…


「おい!まだ名前聞いてないやついるぞ早く出しなさい」


しぶしぶ黙って先生にくじの番号を言った


「隣じゃなかったな」


純君は後ろから優しく耳元で言った


振り返ると


純の目が少し不安そうだった





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