彼はみんなの王子サマ
あぁ…頭の周りにヒヨコが飛んでる〜




今日食べてきたものがミックスされてる〜





「う゛っ…吐ぐっ!!」




手で口を押さえて梓美の手を振り払いふらふらとおぼつかない足取りでトイレに向かった。




そんな時に前を見る余裕なんてなく下を向いて歩いていた時。





案の定人にぶつかった。





廊下にいた人は「王子様」とか言ってるような気がした。





顔を上げてみると……綺麗な顔で微笑んでる悪魔の姿が…。





血の気が一気に引いて喉まで来ていたモノが再び胃に戻っていった。





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