夏恋



「今日はもう上がっていいよ!!」


代理だったからなのかいつもより早めにバイトを終わらせてもらえた。







外に出ても俊哉の姿はない










そっか…
私バイトあること言ってなかったや…





怖いけど仕方がない








「ねえねえ~!!」


私が帰ろうとした時、後ろから声をかけられた。




「君ここでバイトしてるよね~?」


「俺ら時々来てたんだけど覚えてる~?」



気づけば私の周りには3人の男がいた。




みんなガラの悪そうな人だ





「…覚えてません…」


怖さから声が震えているのがわかった




「俺ら君のこと可愛いな~って思ってたんだよ。」


「なあ!!今から遊びに行かね?」




男たちが段々と距離を詰めてきた。




でも囲まれている私に逃げ場はない




周りにはバラバラと人がいるのに、みんな知らんぷり




「あの…」


「まあとりあえず行こっか!!」



1人が私の腕を掴んで無理矢理連れて行こうとした。




「…や…」




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