約束-promise memory-
-凛 side-
「離れろテメーら!!」
壱と塁が、男達をなんとか押さえ込んでる。
早く助けなきゃ!!
壱と塁ももたなくなる!!
「待ってね若菜さん!!今縄をほどくから」
若菜さんの場所に着いた私は、強く結ばれた縄に悪戦苦闘していた。
「あなた、何で!?何で来たのよ!!」
「今はそれどころじゃないよ!!ちょっと待っててね…すぐ助けるから」
「おい!!待て!!」
そういう声が聞こえて振り返ると、1人の男が、塁達を押し退け、私達の場所に走り出していた。
「きゃゃゃ!!」