約束-promise memory-
「…このヤロー!!」
「ヴッ!!」
鈍い音と同時に、私達の目の前でその男が倒れた。
そして、その男の背中には…ボール…?の跡?
塁達の方を見てみると、どうなっちゃったか分からないけど、いつのまにか後の2人の男も倒れていた。
「やべ。力入れすぎた」
「る、塁……(汗)」
どうやら塁が、常備していた野球ボールを思い切り投げたみたい。
その反動で残りの男達も倒れた…みたい。
「お前、どんだけ力強いんだよ。ってか、ボール常備してるのかよ」
「ま、まーな」
何はともあれ、意外な形で若菜さんを助けられた。