約束-promise memory-
-凛 side-
「凛、本当に一人で大丈夫?」
「うん、大丈夫!」
「何かあったら、いつでも携帯に電話するんだよ?」
私が一人で大丈夫って言ったから、みんなが心配して一緒にいてくれるって言ってくれたけど、これは私の問題だし、これだけは私一人で聞かなきゃ。
「わかった!」
「凛々、頑張って!」
「ありがとう、涼」
「じゃ、明日色々聞かせてな」
「うん、新もありがとね」
茜も新も涼も、本当にやさしい。
私はみんなに手を振った。
そして皆は帰って行った。
私は、放課後柏木君に色々聞こうと思い、教室で一人柏木君が来るのを待った。