約束-promise memory-
自分から呼んどいて、今更どうしようか悩む自分がいた。
「何?俺に何か用?」
「あ、あの…その」
「用がないなら俺行くけど?」
「あの!今日の放課後、正門近くの裏庭に来てほしいの!」
言っちゃった。
「え?」
「あ…そ、その、嫌ならいいんだけど。話したい事があって!あ…でも告白とかじゃないから安心して?」
柏木君は数秒考えて、「わかった。放課後ね」と言って、行ってしまった。
「どうしよう」
「凛!お待たせ!ん?凛?」
「茜ー!どうしよ~…」
私はちょっと後悔をしたと思い、茜に抱きついた。
茜に全て話して、私達は屋上に向かった。