壬生高校新撰組〜我が名を呼べ〜

振り返ると、眉をハの字にしたススムが



襖にもたれながら、あたしを見ていた。






『・・・芹沢に会ったよ』




「なっ?!」




『大丈夫。接触はしてないから。ただ、見ただけ』







そういうとほっと安堵のため息をもらすススム。



でも、気づかれないのは今のうちだけ。




今日は酔っ払ってたから、彼の本当の実力はまだわからない。








気を引き締めないと・・・。



< 176 / 193 >

この作品をシェア

pagetop