壬生高校新撰組〜我が名を呼べ〜
どうしようかと考えあぐねていると
沖田「あー・・・芹沢さんか。しょうがないから僕が行ってきます」
声がしたと思って振り向くと、目に入ったのは翻る着物。
慌てて視線を前に戻すと、そこのは芹沢と対峙する沖田さんの姿があった。
沖田「芹沢さん、その辺にしておいてあげて下さい」
芹沢「総司か」
そういって、沖田はニコリと笑って芹沢に近づき何かを手渡すと
芹沢はニヤリと笑ってその場から立ち去った。
そのあと、沖田さんはお店の主人に謝っていたけど主人は怯えてしまって話どころじゃなかった。
『こんなんだから、壬生浪なんていわれるんだ・・・』
あたしのつぶやきは、人々の喧騒の中に消えた。