壬生高校新撰組〜我が名を呼べ〜
山崎「桜?着いたで」
歩夢ちゃんの声にはっとしたあたしは、慌ててトリップしていた意識を戻した。
…さっきの、何?
桜の気持ちに同調した?
あたしの中に、あたしの知らない気持ちがあるみたい…。
『ね、歩夢ちゃん。血桜がもう一度咲いてほしいと思う?』
山崎「そりゃあ、咲いてほしいに決まっとる」
『そっか…じゃあ、刀持ってきて。本物の日本刀。あと、舞う前に新撰組だった人たちに聞きたいことあるから、先にしゃべっていい?』
山崎「…桜?」