壬生高校新撰組〜我が名を呼べ〜


山崎「桜…やなかった。華姫(はなき)、出番や」




華姫はあたしの座敷名。



ここからは、あたしは一人の舞妓。





舞台の袖からゆっくりと




まるで、おいらん道中みたいに歩いて舞台の真ん中まで行く。




ちらっと観客のほうを見たら




知らない人が数名。





気になるけど、今は気にしていられない。







そっと、座り深々と手をついて礼をする。



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