小悪魔な幼なじみ
「とりあえず、竜馬くんと仲良くなるのはいいけど
くれぐれも仲良くなりすぎないようにね!
…あ、メアドの交換とかは禁物だよ?」
あの、どうして仲良くなり過ぎちゃダメなの?
と、いうかそれより…
「メアドのならもう交換したよ?」
梢はあまりの驚きに口をパクパク。
そんな姿を見て鯉を想像したあたしは思わず笑う。
「笑ってる場合じゃない!
あ~…廉くんがそのこと知ったら…」
「え?廉なら知ってるよ?」
オーマイガッ!
と、小さく叫ぶ梢。
あの…大丈夫ですか?
「だからね。だからなのね。
もう雫ってホントにドジ」
え?え?ええぇぇ?!
「なんで突然ドジ?!」
「本当のこと言っただけ」
そこ!
そこ冷静に返さないでよ!
だいたいあたし、ドジじゃないっ!