小悪魔な幼なじみ
「……おはよ!竜馬くん!!」
「おはよ!……え?雫ちゃん?!」
学校に着くとやっぱり人は少なくて。
そんな中、いつもの背中を発見。
「そんな驚かなくても…」
苦笑いで言う。
「え…だって…いつもよりだいぶ早いから…」
そんな竜馬くんの肩に手を置いて言う。
「ほら、言うでしょ?
早寝早起きは体にいい、って。
だからそれ、実践してみたんだ!」
ニヤッと笑って見せる。
うん、上出来だよ、あたし。
いつもみたいにちゃんと、笑えてる。
「…無理、してるでしょ」
竜馬くんがあたしと視線を合わせる。
「そんな顔、俺…見たくない」