小悪魔な幼なじみ






音楽室のドアを開けるとそこには廉ともう2人、いた。



1人は梢。

そしてもう1人は廉と1番仲の良い彰だ。



「あ!雫だ!いらっしゃーい」


梢があたしに気づき、手を振る。

って、手振ってる場合じゃないよ。



「もうチャイム、鳴るよ。

そろそろ教室、戻んないと。」


だが、3人ともいっさい動こうとしない。

あの…どういうことですか?



「このまま、授業サボるかー」


「それ、賛成」


「あ、じゃあ私も!」


「雫はどうするー?」



……あの、本気ですか?



「……ま、サボろか、みんなで」


ちょうど、眠いしね。

1回くらい授業をサボっても先生にちょっと怒られるくらいでなんの支障もないでしょ。


3人の輪に入るあたし。

そしてガヤガヤしていると



「俺も仲間に入れてくれない?」



ドアのところからそんな声が聞こえた。










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