小悪魔な幼なじみ

小悪魔な幼なじみ





それから大人同士での会話が大盛り上がり。

それと同時にお酒も入り、

みんな、ほろ酔い。


と、いうかもう酔っぱらい。

なんかちらほら下ネタも聞こえるし…



そして優とあかねちゃんははしゃぎすぎたのかソファで寝てしまっている。



「お母さん、暑いからちょっと外出てくるね」


「気をつけてね」


室温が高いせいか、体が火照っているせいか汗をかきそうなくらい暑い。


でも外に出ると…


「…寒っ」

雪が降っていてとても寒かった。


でも火照った体にはちょうど良く。

近くの小さな公園に入る。


滑り台とブランコとベンチしかない公園。

昔、よくここで廉と遊んだような記憶がある。


公園に入ってベンチに座る。


久々だなぁ…

ここに座るの。


小さい頃はよく遊んでいたけど

今じゃ前を通るだけ。



「……雫」


懐かしい思い出に浸ろうとしているとあたしを呼ぶ声。

街灯に照らされてこっちに来るのは廉だ。


まったく、廉はいつもくっついてくるんだから。

そう思いながらも心のどこかで喜んでいるあたしがいる。







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