小悪魔な幼なじみ





「お~2人とも関心だなぁ。

真面目にテスト勉強とは。」


「そう思うなら出て行ってよ。

お父さん、邪魔」


「邪魔はいくらなんでも言い過ぎだよ、雫」


「廉は黙っててよ!」


「雫、でももう少し言葉使いには気をつけなさい」



賑やかなあたしの部屋。

せっかく気合い入れて勉強しようと思ってたのに。


お父さんのせいで台無しだよ。



「暇だから、お父さんも参加する。

いいよな?廉くん」


「もちろんですよ。

大歓迎です!

ね、雫?」


んんんん?

ってことは、だよ。


もしお父さんがここにいることになれば、

廉があたしにキスをすることは…ない、よね?


なら拒否するワケないでしょう!



「当たり前じゃん!

勉強教えてね、お父さん!」


満面の笑みでお父さんに微笑むあたし。

ってちょっと性悪かな…あたしって。









< 83 / 215 >

この作品をシェア

pagetop