小悪魔な幼なじみ
「お~2人とも関心だなぁ。
真面目にテスト勉強とは。」
「そう思うなら出て行ってよ。
お父さん、邪魔」
「邪魔はいくらなんでも言い過ぎだよ、雫」
「廉は黙っててよ!」
「雫、でももう少し言葉使いには気をつけなさい」
賑やかなあたしの部屋。
せっかく気合い入れて勉強しようと思ってたのに。
お父さんのせいで台無しだよ。
「暇だから、お父さんも参加する。
いいよな?廉くん」
「もちろんですよ。
大歓迎です!
ね、雫?」
んんんん?
ってことは、だよ。
もしお父さんがここにいることになれば、
廉があたしにキスをすることは…ない、よね?
なら拒否するワケないでしょう!
「当たり前じゃん!
勉強教えてね、お父さん!」
満面の笑みでお父さんに微笑むあたし。
ってちょっと性悪かな…あたしって。