秘密の誘惑
リビングへ通されると入って来た萌を見て千波ともう一人の男性が立ち上がった。


その男性を見て萌は目を見開いた。


えっ?なんで・・・?


驚いてもう少しで手にしていたケーキ屋さんの箱を落としそうになった。


「萌、どうしたの?」


日菜が入り口で立ち止まった萌に小首をかしげる。


「いらっしゃい 萌」


千波が笑顔で出迎える。


「え?あっと・・・千波兄・・・」


しどろもどろの萌にどうしたのかと千波が片方の眉を上げる。


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