秘密の誘惑

誘い

萌は正面からディーンの青い瞳を見てしまい目をそらした。


目をそらすとオーダーメイドだろうと思われる真っ白なYシャツのボタンが4つほど外されていて浅黒い肌が見えてしまう。



「も、もうすぐ時間です 身だしなみを整えてください」



「ん?ああ シャワーを浴びたばかりで暑かったからな」


そういえばディーンの金髪は濡れていていつもより濃い色をしている。



そう思うと今まで意識しなかったディーンの爽やかなコロンの香りまで漂ってくる。



萌はディーンの胸に手を置いて一歩離れた。



「コーヒーを入れますね」


萌は食器棚から繊細なカップを手に持った。


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